ゼータロジか、ゼータロジ以外か。|設計思想の違いについて

ゼータロジの開発を担当している山本です。

このタイトル、どこかで見覚えがあるかもしれません。ある書籍のタイトルをお借りしました。私自身はその本を読んでいないのですが、言わんとしていることは分かる気がします。周りを見ていない、ということですよね。

実はゼータロジも、競合製品をほとんど意識していません。今回は、その理由をご説明します。

競合分析をしていません

ゼータロジは開発当初から、競合製品と並べて比較されることを避けてきました。現在も、他社製品の分析はほとんど行っていません。

他社製品とのコンペに参加した経験も、ほとんどありません。ごく例外的にお声がけいただくことはありますが、場合によっては「他社様の製品をご検討ください」とお伝えすることもあります。

売れなくてもいい、という意味ではありません。「ゼータロジだから使いたい」と言ってくださるお客様がいらっしゃるので、その方々にしっかり向き合いたいということです。

限られた人数で開発とサポートの両方を担っています。手が届く範囲でしっかりお応えするほうが、結果的にお客様のためになると考えています。

「では、何が違うのか」

当然、こう聞かれます。そして多くの場合、答えとして特徴的な機能を期待されます。

ところが、そういうことではないのです。他社にはない画期的な機能がある、という話ではありません。

機能一覧を並べれば、WMSと呼ばれる製品はどれも似たようなものになります。入荷して、保管して、引き当てて、ピッキングして、検品して、出荷する。骨格は共通しているからです。

違いがあるとすれば、それは設計思想の部分だと考えています。

物流経験のない人間が作った、ということ

ゼータロジは、西本と私の2人だけで作り始めたシステムです。そして私は、物流の実務経験がありません。

普通に考えれば、これは弱点です。業界の常識を知らないのですから。

ただ、結果として、まったく素の状態から組み上げることになりました。既存のシステムの構造を下敷きにせず、「この現場では何が起きていて、それをどう解決するか」だけを頼りに設計したということです。

経験には、利点と副作用の両方がある

業務システムの多くは、既存の製品を参考にしながら作られます。物流システムの開発経験を持つ人が設計すれば、そのノウハウは確実に生きます。

一方で、こういうこともあります。

  • 「業務システムとはこういう画面のもの」という前提が引き継がれる
  • 過去の製品で必要だった項目が、必要性を検証されないまま残る
  • 特定の業種向けの作り込みが、汎用の機能として混ざる
  • 使われていない機能が、削除されずに積み重なる

どれも悪意があってのことではなく、積み重ねの自然な結果です。ただ、初めて触る人にとっては、覚えることが増える要因になります。

現場の困りごとから、逆算する

ゼータロジの作り方は、次のような順序でした。

  1. 倉庫の現場で困っている人を、西本が実際に見る
  2. その困りごとに対する解決方法を考える
  3. それを実現するためのシステムを、一から組み立てる

「既存の機能をどう組み合わせるか」ではなく、「この現場をどう楽にするか」から始まっています。他のシステムの影響をほとんど受けていないのは、この順序で作ったためです。

お客様から「使いやすい」というお言葉をいただくことがあります。その理由の一つは、おそらくここにあるのだろうと考えています。

比べるより、触っていただくほうが早い

設計思想の違いは、機能一覧には現れません。項目を並べて比較しても、そこには出てこない部分です。

ですから、実際に触っていただくのがいちばん確実だと考えています。1ヶ月の無料お試し期間を設けているのも、そのためです。

実際の業務データを入れて、現場の方に操作していただく。それで合わないと感じられたら、そこで終了していただいて構いません。自動的に課金へ移行することもありません。

合わないと私たちが判断した場合も、正直にお伝えします。無理にお使いいただいても、お互いにとって良い結果にならないためです。

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