【ゼータロジが出来るまで】
今から約25年前、「自社のソフトは専用のシステムを作る」という時代でした。
「これが我社のシステムです。他に2つとありません。だから安心してご用命を!」という言葉がお客さんの営業文句だったような気がします。
しかし、特注システムといえば聞こえは良いですが、作る側も依頼する側もそれぞれの思惑が交差します。
作る側はできるだけコストを抑えて高く売りたいし、依頼する側は高機能なものを安く買いたい。
仕様打ち合わせは、契約上の齟齬が起きないためにするようなもので、現場の使い勝手を考えたものではありませんでした。
【システム屋としての疑問】
ある時、フルスクラッチの物流管理システムを納品した際に、使用説明会のあとこのエンジニアに
「数日間お客さんと一緒に作業をしてみてくれ」とお願いをしました。
すると2日後くらいにその担当者から「あれでは現場の人が使いづらいので、変更をかけてもいいですか?」と言ってきたのです。
唯一無二のものを作るのは確かに自慢できることだと思いますが、業務システムにおいて最も大切なことは現場においての使い勝手にどれだけ気づきを持てるかということ。
時代は、まだクラウドという言葉がなかった頃。
会社を辞めた僕は、特注システムの営業が嫌になり、パッケージ業務システムを売りに歩きました。
導入をしてくれたお客さんは数社ありましたが、お客さんから使いづらいので改善してほしいと言われてもどうすることもできません。
【世の中にないんだったら、作ればいい】
悩んでいた頃、物流現場における在庫管理システムで、業種業態を集約して最大公約数を出すと共通点が多い事に気づきました。
「世の中に無いんだったら、作ればいい」
時同じくして、現在の相棒と出会ったのもその頃です。
「物流管理ができる在庫管理システムを作りたいんだけど、試作ってできるかな。こんなの。」と相棒に言ってみたところ数ヶ月で原型が仕上がってきました。
物流の経験が無い相棒が、僕の仕様説明だけでほぼ伝えた通りのものが出来上がってきました。
「これは現場に革命を起こすことができるかも」
という根拠の無い希望を感じたのを覚えています。
それから以降は、もうがむしゃらに二人で作り上げていきました。
コンセプトは「初めての人でもインストールなど不要で、直感的に使える在庫管理システム」
Webブラウザで簡単に直感的に使うことができるWMS(在庫管理システム)という思いでつけた名前が
WebかんたんWMSだったのです。
【これからもゼータロジは進化を続けます】
その後、機能的にも使いやすさも進化をして、現在の状態となり2020年に名称変更をしました。
使う人に「これ以上に無い使いやすさ」と感じてもらえる気持ちを込めて
ゼータロジ
としました。
ゼータロジは、たくさんのお客様に使って頂き、リリースから10年近く経った今も継続してご使用頂いているお客様も居られます。
僕たちは常にゼータロジをアップデートして、進化させていくことを考えています。
そして、最も大切なのは「お客様に寄り添えるシステムを作ること」
使って頂く人、ひとりひとりに寄り添える関係を目指して。
これからもゼータロジは進化を続けます。
メルマガに登録頂けるとゼータロジの導入に変わらず庫内の無料相談をお受け致します。
また物流現場の知識ネタなども発信していきます。
メルマガ登録はこちらから!