ゼータロジの棚管理は、固定ロケーションとフリーロケーション2種類をご用意しています。
固定ロケーションとフリーロケーションの違いについて少し説明します。
固定ロケーションは、品番=ロケーション番号 となっていて、在庫管理において商品の保管場所が
予め決められている保管方法です。
固定ロケーションの保管の場合、棚の状況を一目で見ることができて、どの商品の在庫が無いかと判断しやすくなります。
一方デメリットは、棚に空間が開いていてもその品番以外の商品は入れられないので保管効率が悪くなります。
フリーローションは品番≠ロケーション番号 です。
空いている棚があれば品番を混在で保管してもシステムで管理を行うことができます。
デメリットは、商品の所在をシステムが管理するため、人的ミスで別のロケに入れた場合たちまち行方不明となってしまいます。
しかしこの人的ミスは固定ロケーション管理でも同じことが言えます。
メリットは空間を空けずにスペースを活用できますので、保管効率が最も高くなります。
1,固定ロケーション
ゼータロジの商品マスタには、初期ロケーションと呼ばれるロケーションを登録することができます。
こちらに登録することによって、当該商品と登録ロケが紐づけされてロケーションが固定されます。
商品が入荷すると、入荷検品リストをもとに商品を棚に入れていきます。
その際、入荷検品リストにある「参考ロケ」という部分にこの初期ロケーションが印字されるますので
「どの棚に入れるのか」も知ることができます。
2,フリーロケーション
ゼータロジの管理方法として推奨している棚管理方法です。
なぜ推奨をしているかですが、冒頭で書きました保管スペースが最も有効に使えるという点と
ゼータロジはハンディターミナルを起点としてロケーション番号を自由に登録できるからです。
例えば、ある商品の入荷があったけども、これらの商品はすぐに出荷がかかる場合があります。
ピッキングを考えて庫内の正式なロケに入庫をしていくのが通常ですが、すぐに出荷するものを
丁寧に棚へ入庫するのは時間の無駄です。
そこで、仮入庫という形でその日の日付や、予め決めていた仮ロケを手で打ち込みます。
仮に本日入荷した商品のロケを11とします。(正式なロケにはない棚番号)
そして、11で一気に入庫を済ませます。
次に出荷指示がかかり引き当てをすると、このロケ11も早速ピッキングリストに印字されてくるので
他のロケ同様にロケ11から商品をピッキングします。
一通り出荷が終われば本日入荷したロケ11の商品が残ると思いますが、この状態で次は正式な保管ロケに
ロケ移動をハンディターミナルで行う形で進めます。
こうすることで、入庫~出荷までのリードタイムを短縮することができます。
固定ロケーションで進めると、品番=ロケーションのため、このようなことができません。
ゼータロジではどちらのロケーション管理もご用意していますので、運用方法に合った棚管理を行って頂けます。