商品の注文を受けたあと、実際に倉庫に商品を取りに行きます。
この時商品を棚から取り出す行為をピッキング作業と言います。
このピッキング作業をいかに効率的に行えるかが、正確性と迅速性につながってきます。
ゼータロジでは、さまざまなピッキングリストをご用意しています。
【グロスピッキングリスト】
トータルピッキングリストとも言います。
通常ピッキングリストは、注文番号ごとにピッキングするリストとなります。
しかし、複数の購入者が同じ商品を購入する場合、注文番号ごとにピッキングしていると何度も同じロケに
商品を取りに行くことになります。
これではとても効率が悪くなります。
そのため、商品ごとにまとめたピッキングリストがあれば1商品ピッキングするのに1回だけそのロケに
いけば良いことになります。
それが「商品ごとにまとめた(グロスした)ピッキングリスト」=グロスピッキングリストです。
グロスピッキングリストは主に、その後の工程で「種まき」と呼ばれる注文ごとに分ける(分配する)作業を経て
注文ごとのピッキングが終了します。
【得意先別ピッキングリスト】
こちらはとてもノーマルなピッキングリストです。
注文ごとのピッキングリストで、一枚には顧客情報や支払い方法なども記載されています。
この得意先別ピッキングリストと納品書と送り状を用意し、3枚セットで現場に引き渡すという流れが
物流現場の一般的な運用方法になります。
得意先別ピッキングリストは庫内でピッキングするための情報が印刷されていますが、金額情報などは
印字されていません。
そのために納品書が必要となります。
また得意先別ピッキングリストは同じ商品でもロケが分かれると、行が変わってしまうため納品書には不向きと言えます。
これを解決したのが、ゼータロジ独自のハイブリッド納品書です。
【ハイブリッド納品書】
あるお客様から「ピッキングリストと納品書をセットで出荷検品したあと、ピッキングリストが残ってしまいます。
裏紙に再利用になってしまいとても無駄なんですが、合体させることってできないでしょうか」と相談がありました。
先述しましたように、ピッキングリストと納品書の役割は異なるため、表現が異なります。
そこで考え出したのが「ハイブリッド納品書」です。
納品書なので受注と同じ商品ごとの明細表示に加え、その下にピッキングするべきロケと数量を印字しました。
こうすることで、納品書としての役割を保ちながら、庫内でピッキングすることができます。
ハイブリッド納品書は、発送する箱に納品書として同梱してしまえば、余分な紙は残りません。