在庫管理システムは、通販事業における主役ではありません。
日々向き合っているのは、楽天市場やYahoo!ショッピングの管理画面であり、ネクストエンジンやCROSSMALLのような受注管理システムです。商品ページを作るために、商品名も、価格も、画像も、まずそちらに登録します。
そして在庫管理システムを導入すると、同じ商品情報をもう一度登録することになります。この二度手間をなくすための仕組みが、ワンストップ登録です。
マスタ登録は、なぜ負担になるのか
商品マスタの登録作業には、いくつもの落とし穴があります。
- 点数が多い……取扱商品が数千点あれば、そのまま数千件の登録作業になります
- 新商品のたびに発生する……一度終われば済む作業ではありません
- 登録しないと動かない……マスタにない商品は、入荷も出荷もできません
- 入力ミスが混ざる……手作業である以上、避けられません
特に3つ目が現場を苦しめます。急ぎの出荷があるのに、マスタが未登録で処理できない。担当者がマスタを登録するまで、現場が待たされる。「マスタありき」の運用は、必ずどこかで詰まります。
入荷データから、マスタを自動で作る
ゼータロジには、入荷予定のCSVデータに含まれる商品情報から、商品マスタを自動的に登録する機能があります。これをワンストップ登録と呼んでいます。
考え方はシンプルです。倉庫に入ってくる商品には、必ず入荷のデータがあります。そのデータには品番も品名も含まれています。であれば、それをそのままマスタにすればよい。
事前にマスタを整えてから入荷を始めるのではなく、入荷の処理をすればマスタが揃っていく。順序が逆になります。
この仕組みが効く場面
導入初期
数千点の在庫を抱えた状態でWMSを導入する場合、事前にすべてのマスタを登録するのは大きな負担です。ワンストップ登録があれば、初期在庫の取り込みと同時にマスタが作られます。
新商品の追加が多い事業
アパレルや雑貨のように、シーズンごとに商品が入れ替わる事業では、マスタ登録が終わらない状態が常態化します。入荷のたびに自動で登録されれば、この作業がなくなります。
SKUが多い商材
1つの商品に色とサイズの展開があると、SKU数は一気に増えます。20色×5サイズなら100件です。この登録を手作業で行うのは現実的ではありません。
自動登録できないもの
すべてが自動になるわけではありません。セット商品は、この仕組みでは登録できません。
理由は2つあります。
- セット品番は入荷データに出てこない(倉庫に入ってくるのは構成品です)
- データを見ても、その品番がセットなのか単品なのか判別できない
セット商品を扱っている場合の対処方法は、CROSSMALLのセット商品連携で具体的にご説明しています。
バーコードの自動採番と組み合わせる
ワンストップ登録でマスタが作られても、バーコードが未登録のままでは検品ができません。
ゼータロジには、マスタの中でバーコードが未登録の品番を検索し、インストアJANコードを自動的に付与する機能もあります。この2つを組み合わせると、入荷データを取り込むだけで、検品できる状態まで一気に進みます。
ラベルを印刷して貼れば、その在庫は次の出荷から検品の対象になります。
マスタは、意識せずに揃っているのが理想
マスタは必要なものです。正確なマスタがあるからこそ、在庫が合い、検品が効きます。
ただ、そのために現場が止まるのでは本末転倒です。日々の業務のなかで自然に登録されていく形にできれば、登録漏れによるトラブルも減ります。
在庫管理システムは二次的なシステムです。だからこそ、メインの業務の邪魔をしない形であるべきだと考えています。
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ゼータロジの機能について、もっと詳しく
商品マスタの自動登録、バーコードの自動生成、CSVデータマッピングによる既存システムとの連携まで、入荷から出荷、棚卸までの全機能をまとめています。
