自社物流の立ち上げをサポートする西本です。
私たちの生活に当たり前のように存在する
『バーコード』
一般的に単品商品に印刷されているのが
JANコードと呼ばれるものです。
13桁のJANコードの数字には意味があって、
前の桁から、国コード、企業コード、その後は
製品コード、と決まっています。
例えば缶コーヒーなどがお手元にあれば
ネットで「JAN 事業者 (前7桁の数字)」と
入力してみて下さい。
すると、メーカが検索できます。
JANコードは世界共通バーコードとして使用
することができるため、登録料や維持費が必要
になります。
もともと印刷されているバーコードを
マスタに登録できれば、とても便利ですが
バーコードを登録するためにはメーカからの
JANマスタと呼ばれるデータをもらう必要が
あります。
でも、仕入は仲介業者さんであったり、小口の
仕入だったりで、メーカ情報はなかなか
手に入りません。
そこで活躍するのが、
『インストアJANコード』
と呼ばれるJANコードです。
これはその名の通り「お店の中で使うコード」と
いう名のバーコードで、桁数や仕組みはJAN
コードと全く同じです。
違うのは、
・申請がいらない
・国や企業コードの指定がいらない
・よってコストもかからない
という点。
ただし、チェックデジットと呼ばれる最後の桁
だけ、JANコードと同じ計算をしなければ
なりません。
そのため、単純に数字を13桁並べただけでは
インストアJANコードとは言わないんですよね。
取り扱っている商品にバーコードが印刷されて
いない場合、販売時は商品名などを目確認して
検品していると思います。
これでは誤出荷は防止できません。
しかし、このインストアJANコードを使えば
たちまちバーコードを商品に紐付けることが
できて、バーコードリーダーでピッピっと
検品をすることができるようになります。
インストアJANコードには、唯一と言える
決まりごとがあります。
JANコードのように最初の2桁は国コードを示し
ますが、インストアJANコードの場合は、それが
ありません。
しかしむやみに数値をつけると、どこかの国コード
とかぶってしまうことになりますね。
そのため、インストアJANコードでは使って良い
2桁の数字があります。
それは、
20〜29
です。
例えば、
201234567890▲
という数字ならOK。
▲には定められた計算で出された数値が
入ります。
ちなみにこの例の場合の計算値は、3の
ようですので、
2012345678903
というインストアJANコードですね。
「いちいち、このチェックデジットを計算して
インストアJANコードを作成するのは面倒!」
「それをシステムに登録するのも面倒!」
と思われたあなた。
安心して下さい!
ゼータロジには、JANコード未登録の商品
アイテムにインストアJANコードを自動的に
生成付与する機能があります。
JANコードが無くても在庫管理を行うことは
できますが、ハンディターミナルでの出荷時
チェックや棚卸しにはバーコードは欠かせません。
昨今、ICチップなどで商品管理する時代になって
きましたが、バーコードと比べまだまだコストが
高いことと、運用が特殊な部分もあり手軽な
バーコードが、この先も活躍していくと思います。
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