バーコード検品を始めるとき、「どの端末を買えばよいのか」で迷われることがよくあります。
ゼータロジは特定の機種を専用端末として指定していないため、いくつかの選択肢があります。この記事では、それぞれの特徴と向いている使い方を整理します。
選択肢は大きく4つ
1.USB/Bluetooth バーコードスキャナ
もっとも手軽なのが、パソコンやタブレットに接続して使う読み取り機です。小売店のレジやレンタルショップでよく見かける形のものです。
数千円から購入でき、パソコンにつなぐだけで使えます。ゼータロジの無料のWebスキャンと組み合わせれば、それで検品環境が完成します。
- 長所……安価、調達が早い、台数を揃えやすい
- 短所……パソコンの前から動けない、両手がふさがりやすい
2.業務用ハンディターミナル
検品作業のために作られた専用端末です。読み取り速度が速く、落下や粉塵にも耐える設計になっています。
キーエンスやウェルキャットなどの機種に対応しており、複数のメーカー・モデルが混在していても同じように使えます。
- 長所……速い、片手で扱える、棚を歩き回る作業に強い
- 短所……1台あたりの価格が高い
購入が難しい場合は、レンタルもご用意しています。故障時の機器交換にも対応するため、まずレンタルで試される事業者様も多くいらっしゃいます。
3.iPhone・iPad(ゼータスキャン)
お手持ちのiOSデバイスを検品端末にする方法です。カメラでバーコードを読み取ります。
専用機を買わずに始めたい場合や、繁忙期だけ台数を増やしたい場合に向いています。ライセンス単位でのご契約になります。
- 長所……手元の端末を使える、増減させやすい、持ち運べる
- 短所……連続スキャンの速度は専用機に劣ります
4.Androidタブレット+スキャナ
タブレットにUSBスキャナを接続して使う形です。画面が大きく、一覧を確認しながら作業できます。
工程ごとに選ぶ
すべてを1種類で揃える必要はありません。作業の性質によって、向いている端末が変わります。
- 棚を歩き回る作業(棚入れ、棚卸、ロケ移動)……ハンディターミナル、またはiOSデバイス
- 場所が固定された作業(出荷検品、荷受け場での入荷検品)……パソコン+USBスキャナ
- 臨時の増員……iOSデバイスやスキャナの追加
ゼータロジは複数台での同時並行作業に対応しており、種類の違う端末が混在していても、スキャン実績はリアルタイムに統合されます。
台数が増えても、料金は変わりません
端末を増やすときに気になるのが、ライセンス費用です。
ゼータロジはユーザーID数が無制限で、月額料金は端末台数によって変わりません(ゼータスキャンとレンタル機器のみ、機器に関する費用が発生します)。人を増やしたときに費用が増えることを気にせず、現場全員がそれぞれのIDで使えます。
小さく始めて、増やしていく
最初から全工程に専用端末を揃える必要はありません。実際によくある進め方は、次のような順序です。
- まず出荷検品だけ、パソコンとUSBスキャナで始める
- 効果を確認したうえで、棚を歩く作業用にハンディターミナルを1台導入する
- 繁忙期に、iOSデバイスで台数を一時的に増やす
この形であれば、初期投資を抑えたまま検品の運用を始められます。
スキャナを選ぶときの確認点
読み取り機を購入される場合、次の点を確認しておくと失敗が減ります。
読み取り方式
- レーザー方式……一次元バーコード専用。離れた距離からでも読めます
- CCD方式……近距離で安定して読めます。安価な製品が多い方式です
- 二次元イメージャ……QRコードも読めます。汚れたラベルにも比較的強い方式です
商品に貼るのが一次元バーコードだけであれば、レーザーやCCDで足ります。将来的にQRコードを使う可能性があるなら、二次元イメージャを選んでおくと無駄になりません。
有線か無線か
有線は充電の心配がなく、価格も抑えられます。無線(Bluetooth)は取り回しが自由ですが、充電の運用が必要になります。
梱包台に固定して使うのであれば、有線で十分です。台の周りを少し動く必要があるなら無線が便利です。
読み取りの深度と角度
箱に入ったままの商品を読む、棚の奥のラベルを読むといった使い方をする場合は、読み取り可能な距離を確認しておきます。安価な製品は密着させないと読めないことがあります。
倉庫の環境で注意すること
- 電波の干渉……無線ハンディやBluetooth機器が多い環境では、接続が不安定になることがあります
- 照明の反射……光沢のあるフィルムに印刷されたバーコードは、角度によって読み取りにくくなります
- ラベルの汚れ……倉庫内での擦れや結露で読めなくなることがあります。貼る位置の工夫で防げます
- 気温……冷蔵・冷凍環境では、動作温度の範囲を確認する必要があります
「システムでは読めるはずなのに、現場では読めない」という状況の多くは、こうした物理的な条件が原因です。導入前に、実際の商品と実際の照明の下で試してみることをおすすめします。
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