無線ハンディターミナルの無線LAN接続(セキュリティの違い)

自社物流の立ち上げをサポートするnishimotoです。

今回はWiFiのセキュリティと無線ハンディターミナルの設定についてお話したいと思います。

普段皆さんはスマホをWiFiに接続するとき、セキュリティについては指定されたパスワードを入力するだけだと思います。

セキュリティに種類があるということを気にされたことは無いと思います。

実はセキュリティには、大きく分けて

WEP
WPA
WPA2
WPA3

というものがあります。

WEPは、歴史上もっとも古く、そのため簡単なセキュリティ方式です。古い無線ハンディターミナルは100%このセキュリティ方式が実装されています。

WEPはWired Equivalent Privacy の略で有線LAN同等の機密性を無線で提供するセキュリティとされています。

しかし、容易に解読できてしまうことから近年ではユーザー自らが設定するゲスト的ネットワークにのみ採用されており、初期には設定されていないものとなりました。

これによって、無線ハンディターミナルをWiFi機器の初期設定で簡単に接続できなくなったのです。

WPAはWi-Fi Protected Access の略で、WiFiのセキュリティが強化されたセキュリティ方式で、昨今では主流となっています。

古い無線ハンディターミナルではこのWPAのセキュリティは許容していないものもあります。

またWPAは対応しているが、次のバージョンのWPA2には対応していないという場合もあります。

通信規格同様、無線ハンディターミナルがどのセキュリティに対応しているのかを把握しておく必要がありますね。

スマホの場合は、最新の通信規格やセキュリティに対応しており、自動認識するためパスワードの入力だけで接続が出来てしまいます。


しかし、無線ハンディターミナルの場合は、通信規格同様非対応のセキュリティの場合設定をしても無線LANに接続出来ないことになります。

代表的な機種でいえば、

キーエンス製BT-910は、801.11bのみでセキュリティはWEP、WPA。

BT-1000Wは、Bluetooth使用モデルは802.11b / g / n 2.4GHz帯のみでセキュリティは、WEP、WPA / WPA2 が使用可能です。

Bluetooth不使用モデルは上記に加え802.11aを許容しており、しかも5GHz帯も利用可能だそうです。

無線ハンディターミナルとWiFi機器を接続するときに、接続出来ない場合は通信規格とセキュリティ方式がそれぞれ合っているかを確認してみて下さい。

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