自社物流の立ち上げをサポートするnishimotoです。
今回は最終回、作成されたバーコードシールの貼り方についてです。
「単に貼ったら良いだけなんじゃないの?」
と思われがちなのですが実はポイントがあります。
棚番バーコードはなぜ必要か、という原点に戻りますと、
1、在庫管理で商品の在りかをピンポイントで知ることができる。
2、ピッキングリストで出庫時のピッキングに即座に向かうことができる。
点が大きなポイントとなります。
貼り方に統一性が多少なくても1も2も可能なのですが、限られたスペースで効率よくピッキングするためには、「作業動線」に沿って貼り付けることがもっとも重要となります。
いわゆる、「ワンウェイピッキング」「ジグザグピッキング」と呼ばれるものですが、
理想は、ワンウェイピッキングです。
たとえば、ピッキングリストを片手に商品をピッキングする際、ひと筆書きのような動線になれば、戻ることもなく効率よく作業できます。
美しく貼ることを念頭に、列の先頭から若い順に貼り付けて行くことがありますが、これでは列の最後まで行ってから、また次の列の最初に戻ってピッキングするという非効率な動線になってしまいます。
そこで、理想的な「貼り方」は、棚に対して、ピッキングを行う方向(ワンウェイ)に順に貼り付けて行くことをお勧めします。
ゼータロジ上では、基本的に棚番昇順に棚在庫を見て引当をかけていきます。
つまり、ピッキングリストでは、棚番の若い順からリストアップしますので動線に沿って貼り付けて頂きますと、スタートした地点からゴールに戻ってきたときにワンウェイですべての商品がピッキングできている、という形を作ります。
縦に長い倉庫の場合、例えばより出荷が多い商品を手前のロケに持ってくることで導線距離を短くすることができます。
つまり、ピッキング時間を短縮することができます。
このあたりは追々ロケーション移動や入荷時の在庫計上の際に調整して行けば良いと思います。
この棚番バーコードがすべて貼り付けられますと、いよいよ棚番と商品コードの紐付けを行い、在庫管理がスタートすることになります。
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