「通販サイトを作るんだけど、楽天?yahoo?どれにすればよい?」
結論から言うと、複数作らねばなりません。不本意ですが。
業種にもよりますが、ショッピングモールを使ったほうが認知度が上がるのは早いです。
世の中にはどんだけでも商品はあります。
他と同じような商品(ファッションや健康食品、化粧品、ゲームや書籍など)を通販で売りたい場合、まずは「ここにもあるよ!」と発信して、ユーザーの選択肢のひとつに入らねばなりません。
本当は、自社サイトがあれば良いはずなのですが、これだけショッピングモールサイトが幅を利かせている昨今、最初からなんのベースもなく自社通販サイトで売り上げを上げようとすると大変です。
地方のジャスコの裏通りの誰も通らないところに露店を出すようなものです。(地方では休みの日にジャスコ渋滞があるくらいジャスコ最強)
例えば、「コラーゲンパック」という商品があった場合、コラーゲンパックを探そうととりあえずGoogle検索をします。
FacebookやTwitterでも、広告がここかしこにあるのは、どうしても楽天やAmazonです。
そこから入って、そのモール内で比較検討するわけで、「コラーゲンパックが欲しいな」と思って検索したときに、作ったばかりの自社サイトにやってくる可能性は、鯛を二匹持ってる恵比寿様がいるエビスビールを見つけるくらい低いわけです。(自社サイトに誘導する方法もありますけど、その方法は後日)
ショッピングモールで何を売るか
ショッピングモールで通販を始めるにあたって、のべつ商品を全部出していては価格競争に巻き込まれるだけです。
安くなくちゃ売れないというスパイラルになってしまいます。
すべての商品は、自社サイトで出しておいて、ショッピングモールには価格を下げてもよいもの、安くても一向に構わないもの、数が売れるものを出します。
たとえば、お試し価格の美容クリーム、初回注文のみセット価格、初めてさんに便利なセット商品など、一見さんが食いつきやすいものを出します。
これは何をしているのかというと、ショッピングモールに来る見込み客の行動を見越して出品する商品を出すのです。
ショッピングモールに来る見込み客は、商品名で検索した後、色やサイズの他に、価格で絞り込みをしてきます。
その時に、上位に入れるものを集中してモールで出品するわけです。
ここで購入となったお客様へ、次の商品をアプローチすることが可能となります。
そこで自社サイトへ誘導し、高額商品やオリジナル性の高いものを見せます。
ショッピングモールによっては、チラシ禁止・リンク禁止などの制限があります。
しかし、店名を知ってもらうことで「名指し」が出来ます。
自社サイトだけで勝負する方法もある!
Amazonや楽天、yahooなどのショッピングモールは、要はモール自体が儲かるようにできています。
モールに有利な規約、サービス利用料の値上げなど、腑に落ちないことも飲み込んで運営しなければなりません。
「そんなことなら自社サイトでやってやるぜ」も、もちろんアリです。
自社サイトなら、どんなものでも売れます。チラシだって誘導だって好きなようにできますね。
自社サイトでの通販は、価格競争に飛び込むことなく自由に売れるし、いきなりのシステム変更にうろたえることなく運営することが可能。ただ、スタートダッシュが多少の馬力と戦略が必要。
この戦略は別記事で後日書くとして、自社サイトは何を使うのがよいか検証します。
自分のところでシステムから作成となるとべらぼうに初期費用がかかるので、既存のシステムを使うのがよいでしょう。
ショッピングカートCMSのECcube や、WordPress・joomla などのCMSにもショッピングカートプラグインを入れて使えます。
web制作費が必要ですが、自分でシステム組むよりは断然お安い。
しかも、レイアウトやデザインも自由。
データベース管理も顧客管理も自分でできるので(モールの規約で顧客情報がわからないといことは多々)、ターゲティングができたり、在庫管理システムも好きなものを使えるなど、当然自由です。
初期費用がないという場合、カートレンタルもあります。
おちゃのこねっとなどの、独自ドメインでサイトも作れてカード決済やコンビニ決済機能が使えるので便利です。
コースによって月々の使用料が変わります。
カートレンタルは、テンプレートを選んでデザインを決めるシステムです。
テンプレートはだいたいかっこわるくて使えないものが多いので、カスタマイズすることになります。
カスタマイズを制作会社に依頼すると、結局ひとつのサイトを作るくらいの制作費となることが多く、また機能の制限があるため、使う際は使える機能やデザインをよく検討したほうがよいです。
店を出す場所によって商品もコンテンツも変える
通販を行う方法は、多々ありますが、できれば出す場所によってターゲットを変えることが望ましいです。
同じ商品が楽天にもAmazonにもあるよりは、Amazonと楽天でターゲットを変えることで出す商品も変わり、広く網を張ることができます。
数多く集めることは、チャンスを増やすことです。
チャンスを増やさないことには、売り上がるものも売り上がらないわけです。
自社オリジナルサイトは、モールやレンタルカートとは全く別のサイトにします。
商品の周辺にあるニーズや情報を、コンテンツにして発信し、ただのカート付きサイトではなく、ウェブマガジンのようなサイトにすることで、隠れたニーズを持っている見込み客を取り込み、じわじわファンにしていくことができます。
これは、自社オリジナルサイトにしかできないことです。
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通販サイトも商品も、この世の中たくさんあります。
ただ商品をネットに出せば売れるわけではなく、ましてや楽天やAmazonのモールに出店すれば売れるなど、まずありえません。
要は使いよう。
見込み客をどうやって集めるのか。どこに見込み客はいるのか。
そこを考えて、通販サイトを作ることが「戦略」です。
スピーディでかんたんで安価な在庫管理。クラウドだから毎月お安く使い倒せます。
https://www.kantan-wms.com/
WordPressにショッピングカートを付けて付けて更新らくらく。
サーバー管理も更新も全部おまかせできます
http://dekisaba.com/
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