リサイクル着物売ってます。
売れ筋商品は、やっぱり競争が激しいのですが、ランクや色、ブランドが同じようなものでも、高くても売れるものと500円でも売れないものがあります。
その違いは、女性雑誌をみればわかります。
ライバルに勝つためには価格以外で勝負
オークションでもそうですが、「価格順にならべる」で検索するのが人情というものです。
みなさん、安くて良いものが欲しいですからね。
ここで、安くして出すことは簡単です。
でも、できれば高く売りたいですし、他のものも買ってほしい。
安いものたくさん買ってもらうのも良いんだけど、高くて利益率が高いものを少なく売ったほうが、人件費も経費もかからないわけです。
写真と文章、どっちが大事?
いわゆる商品ページを見直すことが一番早く結果がでる方法。
ここで問題になるのが、写真のクオリティと文章。
もちろんどちらも大切なのですが、写真をそこそこ綺麗に撮ってあるのなら、文章と内容を変えます。
写真はぱっと見で印象を決める重要な要素なのですが、個人的に文章力が優れている商品の方が売れていると感じますし、欲しいと感じます。
写真見てほしいな、と感じた時、文章を読みます。
ざっと読んで、次に目を皿にして読みます。
写真は押さえるべきところは押さえておきつつ、文章と内容を見直してみます。
見直すとき、雑誌が参考になります。あ、通販雑誌じゃないですよ。ファッション誌がよいです。
シチュエーションを想像させよう
ファッション雑誌を見ていただくと多いのが「こんなときにはこんな格好がモテる」特集です。
女性ファッション雑誌には「クリエイター女子の一週間コーディネート」「メーカー男子彼氏と週末デート」があります。
男性誌でも「初めてレストランでも失敗しないコーデでエスコート」とか若い女の子が憧れる枯れない親父コーデとかなんとか、夢を見たいみなさまのための特集が組まれています。
これは、男も女も常に夢を見るんですね(元も子も)。
購入したら、夢の世界に行けると思いたい。女性なら同性も羨む自慢できるかっこかわいい女子になりたいし、男性ならモテたいし成功したいし、そんな夢を現実にしたいのです。
その実現化を商品ページで約束します。
壮大な夢を、この商品で実現できることを語るのです。
うちの着物の例なら
「憧れの大島紬の白大島。リサイクルだから今なら通常の10分の1のお値段で手に入ります。
効果で贅沢な普段着である大島紬は、着物を知る女性でなくても聞いたことがある、一度は着てみたい逸品。
品があり、独特の絹連れの音は紬の特徴。
張りがあるけど絹特有のしなやかさを持ち、お洒落着としてさりげなく身につけていれば、通の着物好きも納得。
普段着として着ることで、大人の着こなし感を醸し出し、ちょっと敷居が高い場所での観劇でも堂々と振舞うことができます」
とかなんとかです。
欲しくなりましたか。わたしは欲しいです。大島紬好きです。
自分が欲しいものがここにあるのか、未来はどうなっているだろうか、自分の想像と記憶を総動員して読みます。
その材料が商品ページに載っているかどうかで勝敗が決まります。
なにより、その商品が好きかどうかです。どれだけ熱意があるのか。
なので、好きなものを売らねばならんのです。
大島紬好きです。
手放したくないほど好きですけど、惚れてくれた人に嫁にやる所存です。
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