ただ商品を並べていただけでは売れません。
商品ページがよくできたサイトは、モールだろうと自社サイトだろうとちゃんと売れます。
商品写真の美しさはお金を払ってでも手に入れる
まずは写真。
何はなくとも、写真。
食品ならおいしそうに、化粧品なら商品を持つ手にも気を使って、洋服なら布の風合いを伝えられる演出を。
写真の撮り方はものすごく大切です。
これで売り上げを左右します。
ネットでものを見るとき、どうしても写真に目がいきます。
どんな魅力的なキャッチコピーでも、写真が残念だと商品まで残念に見えてしまうのです。
(これと同じ理由で、サイトデザインも美しい方が良いです)
「シズル感を出せ」とよく言いますが。一番わかりやすいのが写真。
ラーメンなら湯気の演出、野菜ならグリーンの発色やみずみずしさを、化粧水はテクスチャも写真で伝えられるように。
手に取ることができないのですから、写真の演出やクオリティを追求してください。
プロに頼めるのならプロに頼みましょう。これで売り上げが変わるのです。
写真の数が多くあったほうが良いです。
様々な方向から、様々なシチュエーションを想像させるものなど、具体的なものを数多く用意して載せましょう。
効果的な写真の使い方
売りたいターゲットによって、写真の使い方や撮り方が違います。
男性は商品情報を多く伝えるもの、女性には商品購入後のイメージを伝える写真を使います。
これは、男性と女性の頭の構造の違いによります。
男性はスペック中心でものを判断します。
どのくらいの大きさで、どんな色で、どんな動きをして、どんなデザインで、どんな機能なのか。
これらが見てわかる写真を使います。
女性には商品にまつわるイメージを伝えます。
どんな女性が使っていて、購入して使うことによってどんなライフスタイルになるのか、そのデザインや色はどのようなシチュエーションで使われるものなのか、などです。
着物を売る場合、メンズとレディースでは写真の見せ方が違ってきます。
メンズの場合、着た姿の多方面からの写真に加え、布の風合い、形が主となります。
シチュエーションの写真が2点ほどあれば大丈夫です(たくさんありすぎると、読みたいスペックまでたどり着けない可能性があるので)。
レディースの場合、着た姿の写真に加えて、座った姿、街で歩く姿、女性同士の姿に男性(恋人とか夫という設定)と一緒にいる写真が必要です。
そこで、男性にエスコートされているような写真があると「着物を着ると男性に守られて大切に扱われるわたし」の想像を促すことができ、ついでに彼氏や旦那に「あなたも着物着ようよ!」という流れも促せます。
古都を歩く姿、観劇、お茶のお稽古、和風カフェでたたずむ姿など「こんなわたしになりたい」と思わせるような写真が数多くあると、想像して購入するきっかけをつくることができます。
水着の商品ページ写真なら、たくさんの殿方に注目されているような写真や、彼氏とラブラブな設定にすると、「この水着を着たいから海に行こう」と、海に行く予定がなくても水着を買うでしょう。
商品紹介文章はキャッチコピーで惹きつける
写真で気を引いたなら、今度は中身です。
お見合いでも、写真でオッケーなら次はスペックです。通販も同じです。
しかし、写真を見る前に検索した時や商品一覧となったときに、商品名だけではスルーされてしまいます。
気をひかなくてはならないのです。
お見合いでも、世話焼きの親戚のおばさんがいいますね。
「ちょっと若いとは言えないけど、落ち着いてるしお家のこともひととおり出来るし、写真だけでも見てみてよ」
これが
「あんたお見合いしなさい。これ写真」
と渡されたら、好みのタイプじゃなかったらその場で却下になってしまいます。
「随分年上になるけど、いろいろわかってるし仕事も出来るし、なにより大切にしてくれるわよー」
というのが、商品でいうところのキャッチコピーです。
お見合いの場合は大抵期待はずれですが、商品につけるキャッチコピーは期待通りを想像させねばなりません。
そこで、購入後のヒントになるようなキャッチコピーが、目に止まるコピーです。
「新婚カップルの朝を爽やかにするカフェオレボウルをラブラブペアで」
「たっぷりりんごとシナモンで癒しのティータイム。おうちで贅沢ご褒美スイーツ」
「適度なハリと落ち感で極上シルエット。絶対欲しい!ここ一番の勝負ワンピ」
などですね。
コピーライティングは、ターゲットのニーズはもちろんライフスタイルも想像して作る必要があります。
どのシチュエーションで使うのか、どんな悩みを解決するために購入するのか、どんな欲望を満たすために手に入れるのか。
それらを経験する前にその気になってしまうのが、売れるキャッチコピーです。
紹介文章は、「こんなひとにオススメです」「購入した人のレビュー」は必須。
写真を織り交ぜながら、飽きさせないように展開していきます。
スペックは最後の最後で良いです。
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複数のショップで通販を行っている場合は、商品ページの文章や内容は別にしましょう。
そっくり同じ内容だと、Googleに怒られてしまいます。
本当は、ショップによって別の商品を売るのが良いのですが、そうもいかないのでしょうね…。
多くの商品を同時に複数のショップで販売している時は、ミスをなくする在庫管理システムをどうぞ。
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