うちの店もECサイトを作って稼ごう!と思った時に必要なお作法

年末を迎え、そろそろ立場が危ない中の人ですこんにちは。
本日は「うちの店もホームページでショッピング出来たらもっと売れるんじゃね?」と、ネットショップを作ろうと思った人が知っておくべきお作法をまとめました。

どうして作法が必要なの?

ネットショップを作成しようと思ったとき、自分で作成できる場合は良いのですが、多くは業者に依頼することになります。
その時、「すごいホームページを作ってよ」では制作会社にはまるで伝わりませんし、「あれもできるでしょこれも出来るでしょ」「やっぱりこの機能を足してよ」「あの配送方法に自動で選択されるようにしてよ」と、予算が数十万に関わらず無理難題をたたきつけられると、仏の制作会社もキレます。

そうならないために、欲しいサイトを滞り無くお互い気持よく仕事をするためにも、お作法は必要なのです。

本当に必要なのか考えよう

そもそもネットショップが本当に必要なのかを考えてみましょう。
例えば、地域の人しか使えないものだったり、全国展開しようにも全国に代理店がある制約で地域にしか販売できなかったり、自分のところで配達できる範囲しか販売しないとなると、ネットショップの意味はあまりありません。

メール注文やFAX注文のほうが地域のユーザーにとって使いやすいなど、ネットショップを作っても誰も使わないのであれば、高い金額を出してECショップをつくるメリットは皆無です。

Amazonなどの仕組みを作るには市町村予算くらい必要だということを知ろう

ネットショップというと、Amazonや楽天を思い浮かべるでしょう。
しかし、あのシステムを作ろうとすると、莫大な金額がかかります。

会員ページで請求書や納品書をユーザーが自由にダウンロードできるようにする、注文されたものがその日の決まった時間に注文書と配達伝票が出力されるようにする、などなど、「あったらいいな」と思う仕組みをつけようとしたら、そこにどれだけの開発・プログラミングが必要なのかを知っておくと、制作会社に「ふざけんな」と、見積もり出すことすらやめようと思われずに済みます。制作会社は忙しいのです。

また、ECシステムと在庫管理や顧客管理のシステムは、まるっきり違います。
ECサイトにそのすべてを搭載しようとすると、ヘタすると国家予算並の開発費用です。
「なんでそんなに高いんだよ!」と文句を言ったら、あなたは「ブラックユーザー」としてリストアップされることでしょう。
なぜ開発というものは高いのか、知る努力をしてみましょう。

自分でその管理画面を使いこなせるのか考えよう

ネットショップを立ち上げたなら、その管理運営をするのは自分だ。そこが想像できず、勝手に商品が更新されて、勝手に注文から配達伝票なりが出力されるに違いないと考えていたら、それは大間違。

そこまで極端ではないにしろ、自分たちで管理更新するのだから「パソコン使えないし、知らない」と言っているのなら論外なのです。

自分で使える自信がないのなら、使える人を雇うなり外注することを考える事。
使えなくて「こんなシステム駄目だ」とか叫ばないで欲しい。切実。

最初に必要な物を全部揃えよう

後出しで要望を出されることほど殺意を抱くことはありません。
これほど、後出しでシステム変更やデザイン変更は、出来ないが基本なのです。

「かんたんじゃん」という人にはどれだけ説明をしてみても、「無能」扱いをされてしまうし。
あとでの追加は別料金です、というと詐欺師扱いされてしまうわけです。泣きたい。

「パソコン出来る」は「何でもできる」では無いことを知ろう

「無能」とか「詐欺師」という方々は、「パソコンは魔法を使える」と思っている場合が往々にしてあります。
だから、あんな機能もこんな機能も、自分が提示した予算内で「さくっと」出来ると思っているのですね。

パソコンは魔法じゃありません。
そのパソコンを作っているのも、多くのシステムと多くの開発者の知識と時間の結晶なのです。
ECサイトシステムは、とても複雑なシステムで、カートに入れて決済出来るだけでも奇跡なのです。本当に。

自分の店だという自覚を持とう

これは運営にも当てはまるのだが、「ホームページでお店」を作ったら、次の日からバンバン売れると思っていたら大間違い。

正しくSEO対策をしなければならないし、ブログ等で情報発信も必要です。
アクセスを上げるための努力も、お客様を引き止める努力も、惹きつける努力もしていかなくてはなりません。

ほったらかしで注文がガンガン来るんだと夢を見て、制作会社に喧嘩腰で挑んで安い金額で作った砂の城みたいなネットショップに、お客は来ないし売上は上がるわけがありませんね。

自分で育てていくという自覚がなければ、数多あるネットショップに埋もれて、「あの店やってんのかしら」と言われる場末のスナック化していくのです。

 

他にもいろいろありますが、大きくいうとこれらの作法を「知ろう」という努力だけでも、良いECサイトを作ることが出来きます。
今は、CMSにプラグインを搭載したり、ECシステム自体がCMSになっているなど、手軽に制作できるものではあるのですが、しかし、自分の店舗に合わせようとすると、どうしたってカスタマイズが必要となってきます。
そのカスタマイズを、予算内でできるだけ良い形で制作会社が作るためには、双方の理解と歩み寄りが必要なのです。

より良いあなたのお店がオープンできますように。

 

 

 

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