雑多でついで買いを促すテクニック

ドンキホーテ、いたるところにあって、あそこに行くと何か買わなくてはならない衝動に駆られます。
あの雑多でごちゃごちゃしてて何が売りたいのかわからない感じ。何故ごちゃごちゃなのか知ってますか?

あのごちゃごちゃ感は「ついで買い」をさせる戦略なのだそうです。

ついで買いでステップアップ

さて、このついで買いを誘導出来るショップは、チープで数を売っているところです。
高級感やブランドイメージが高い商品やショップでやってはいけません。
超おしゃれでお高い料理に「ご一緒にポテトはいかがですか?」とは言わないですからね。

これが言えるのは、お安くいろいろ買ってもさほど後悔しないものや価格のもの。
雑貨、パソコン周辺機器などがよいですね。もちろん、様々なカテゴリを扱っているのなら尚良しです。

「ついでにこれもどうぞ?」「これもあると便利じゃね?」で誘導していきます。
いくら以上買ったら送料無料、送料がかかるならついでにこの店で買っちゃえなど、「あともうひとつ」へのステップアップを狙うのです。

サイトの見せ方でついで買い

ごちゃごちゃしてたほうが良いと言っても、ECサイトでごちゃごちゃしてしまったら、ホントに欲しい商品のところに行きつけなくて本末転倒です。
とはいえ、ある程度のごちゃごちゃ感は必要らしいので、「なんかたくさん売ってるーー」という印象にしておいたほうが良いでしょう。

まず、カテゴリ・タグを細かく設定します。
商品の種類は同然のこと、色、価格帯、シチュエーション、おすすめ度などなど、細かく分けていきます。
そこに商品を当てはめていくと、複数のタグやカテゴリが設定されます。
そうすることで、多くのニーズにマッチする商品として検索されやすくなります。

多くのカテゴリやタグで設定すると、「関連商品」として表示することが可能です。
ダイレクトマーケティングツールのようなプラグインやプログラミングがなくても、この程度なら表示が可能なECサイトサービスやエクステンションも多く、特別な技術がなくても見込み客に表示させることができますね。

商品をカートに入れたあと、お支払い画面に向かう前にも「この商品に関連があるものはこちらです」と出るようにしておきます。
コンビニのレジに行くと、チロルチョコやちょこっとしたものが置いてあります。
ドンキでもレジ前には安売り商品やお値打ち商品が山積みになっています。
あれと同じです。

このごちゃごちゃ感や目移り感で、ついで買いを誘惑します。
ドンキの手法もコンビニも手法も、ECサイトに応用することが出来るのです。

 

この方法は、あくまでもチープでたくさん買っちゃう商品の場合です。
高級品、ブランドイメージが高くておしゃれなものは、やはり「一品・逸品」で勝負するのが良いです。
「もっと安いのあるかもしれない」なんて、他のところに行ってしまうかもしれないですからね。

 

 


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