モノを売る前に、欲しい気持ちに気付かせるといったほうが正しい、コンテンツマーケティングの魔法。
売り込まない方法
コンテンツマーケティングは、ブログやSNSで行っていきますが、効果があるのは地味ですがブログです。
大きな会社ならメディアを動かしていくらでもでっちあげられますが、そうはいかない我々は、ブログやネットで使えるものを使って、コツコツ行っていくのが、急がば回れの良い方法です。
そんな「ブログ」ですが、「じゃあ書きましょう」となると、どうしても「さあ買えすぐ買え今買え」記事になりがちです。
もしくは「こんなすごい商品なのに買わないとは何事だ」という、何様記事になってしまいます。
ちょっと前なら、セールスライティングという分野があって(今でもあるけど)、煽りまくった記事が乱立しましたが、今はそんな煽り型文章にはみんな慣れてしまって、読もうとすらしません。
「また我慢するダイエットを始めるのですか!?」とか始まったら、「あ、知ってる」と離脱されてしまいます。
「じゃあ何を書くん!?」ってことになりますが、そこは真綿でじわじわするように、ジワジワ囲い込むコンテンツを発信していくのです。
囲い込んで気付かせて行動させる
ジワジワコンテンツはジワジワですから、即効「購入!」ボタンを押すわけではありません。
ただ、自分の本当の欲求に気づくので、「これしかない」と思い込むことになって、浮気しづらくなります。
人は、「すぐそこの悩み」にしか気づいていません。
「太ってる」「老けてきた」「この作者の小説(漫画)が好き」「この機種しか認めない」などなど、今目の前にあることしか実は自分でわかってないのですね。
そこに、「ダイエットには即効10キロ!」「うちのが一番効果が高いサプリだよ!」「新作でたよ!」「うちが最安値だよ!」と、池の鯉みたいに密度高く集まって叫ぶわけです。
レッドオーシャンにダイブして、最安値合戦に参戦してボロボロになります。
本当の欲求は、実はもっと別にあります。
「可愛くなって彼氏欲しい」「見た目だけじゃなくて体力もおちてる」「実はこのジャンルがもともと好き」「高級で流行ってれば大体満足」など、奥深くには様々な欲求があって、その欲求を満たすものが、目の前にあるものでしか想像出来ないのです。
その奥底の欲求を引き出して、気付かせると、そのコンテンツが勧める商品全てが、自分にマッチしているように感じます。
刷り込みみたいですけど、大体合ってます。
「可愛くなりたい」なら、ダイエット商材の他に、小顔効果のあるパックやメイク方法、補正下着を提案することができますし、「この作家のものしか欲しくない!」という人の根底が「年の差萌えで時代物」だったらそのジャンルを勧めることができます。
かわいくなるためのコンテンツや、可愛いと言われる人のメンタル状態や、時代考証考察、ファッションや文化、風俗など、「興味があるだろう」というものを、どんどん提供するのです。
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多くの人に覚えがあると思いますが、ものにハマるときって、ホントにひょんなことです。
「なるほどポン」と膝を打って目からウロコで、目の前が広がるのですね。
そんな体験をさせるコンテンツで、たくさんの未来の見込み客を集めましょう。
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