さて、箱編・商品ページ編と来ましたが、ここで本懐「マーケティング編」です。
とは言え、メディアに打って出るなどという大枚を叩けない方向けの、誰でも出来る限りなく0円に近い方法です。
オウンドメディアマーケティングってなんなの?
簡単に言うと、自分のところでメディアを作って発信することが「オウンドメディアマーケティング」。
「手前味噌かよ」となりがちですが、そうならないためには発信するものを吟味する必要があります。
そもそも、大きな広告を打てば、テレビにも発信できるし全国紙にも掲載できるし、波及性が大きく効果も早く上がるかもしれません。
しかし、そんな大きな金額を出せるのは一部の大手企業です。
そこまでやらなくても、自分のところでメディアを作って発信すればよいのです。
オウンドメディアは、ネット上で作成します。
サイト、ブログ、SNSなどを連携させて使い倒して、じわじわとファンを作り囲い込み顧客にしていきます。
一本釣りではなく、遠く離れた関係ない人たちを、自ら見込み客となり顧客と進んでいくように、コンテンツを仕掛けていくきます。
同じような商品を売る通販で、他社と比較することなく自分のショップを選んでしまう、確実で有益で夢のようなマーケティングです。
オウンドメディアの作り方
使用するものは、自分のところの通販サイト、ブログシステム、FacebookやTwitter、LineなどのSNS。
これらを連携させて行っていきます。
Facebookと通販サイトを連動させて発信しているところは多いでしょう。
しかしこの場合、Facebookページに登録してもらったり、そもそもアカウントがない人には届きません。
Facebookのサービスが変わったりなくなったしすると、そこで発信できなくなります。
ブログシステムで、コンテンツを発信して、Facebookでクーポンやキャンペーンをシェアさせて、サイトの商品へ誘導する流れが良いでしょう。
売れる流れを作るコンテンツ
さて、ここでやってしまいがちなのが「商品自慢」。
商品の紹介ばかりで、「なんだ売り込みかよ」とそこで商品ページに行き着くことなく終了してしまいます。
人は「売り込み」に慣れています。そして、広告文には嫌悪まで抱きます。
「妻が20年ぶりにくびれが出来たそのワケは…」とかいうバナーを見たことありますか?
Facebookのサイドバーにたくさんありますね。
あれと同じことをやっていても、やはりあなたがやっているように「スルー」です。
「買わせる気だな?」と警戒心を抱くため、絶対にクリックしないのです。
売れる流れを作るには、まず「その商品を欲しがる人の興味関心がどこにあるのか」を考える必要があります。
興味関心がわかったら、興味関心・悩みの回答や周辺情報を発信します。
その周辺情報がメディアで発信するコンテンツです。
情報に集まってきた見込み客へ、どんどん有益な情報を投下していきます。
見込み客は「ここに来れば知りたいことを知ることができる」と学習し、ファンクラブに入るとクラブ特典(キャンペーンやポイントなど)があると知らせて囲い込みをして、同じ商品でも自ショップで購入せざるを得なくさせていきます。
囲い込みコンテンツはどうやって出す?
周辺情報を発信するには、例えば「プラセンタ入り化粧品」なら、どの年齢か、何に悩んでいる人か、今まで何を使っていた人か、などをリサーチして候補をあげていきます。
「40代でコラーゲン化粧品を試したけど効果がなくて、一時的なことではなく根本的なことから改善したくて、できれば即効性があって、シワしみだけではなく美白についても諦めがちで、エステや化粧品にある程度かけられるお金がある」と出たとします。
ここで、「そんなお悩みにはうちのプラセンタ美容液!!」とかやっちゃうとアウトです。
商品ページにはよいですが、こんなことを延々とブログやFacebookでやられた日には、そのショップが発信するコンテンツは、スルー対象になってしまいます。
周辺情報で考えられるのは、40代の美容・健康事情です。
変化する女性ホルモンや更年期障害の予防
- 月一ご褒美エステ情報
- 大人のベースメイクの裏技
- ツヤツヤ髪を取り戻すシャンプーと食事
- 忙しい朝でも作れるダイエット・美肌ドリンク
- 美肌を作る究極の食材とは?
- 歴代美魔女の内緒のお手入れ術
などなど、一見プラセンタ美容液に関係なくても、でもなんとなく最後に「こんな方法も簡単で良いよ」とそっと美容液を見せても「なるほど」と思うような内容であることがポイントです。
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見せ方としては、ニュースサイト、情報ポータルのようにするのがよいでしょう。
売りたい商品のランディングページに併設するのも方法です。
ブログを更新することによって、サイト自体は強くなっていきますので、ランディングページのページランクも上がっていきますし、誘導しやすくなります。
手間暇はかかりますが、囲い込みに成功すると浮気しにくく、勝手にシェアしてくれるという、優良顧客を育てることができます。
ショッピングモールで価格競争にあえぐこともなくなりますよ。
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