初心者のためのECサイト。サーバー選びは慎重に

インターネットのことがよくわからなくても、気軽にクラウド型ソフトウェアを使ったり、ECサイトを持てるようになりました。
しかし、そのECサイトを乗せるためのレンタルサーバーを選ぶときに、プロバイダのものをそのまま使おうとしたり、よくわからないけど安心っていうから、とVPSを使おうとしていませんか?

自分のところでサイトを作ろうとしたとき、ECサイトを作ろうとするときに、選ぶことが多いオープンソースCMS。
このCMSは、いわゆる昔ながらのHTMLとは違い、「データベース」を使用し、phpでシステムが組まれています。
従って、これらを使うことができるサーバーを選ばなくてはなりません。

制作会社に任せて良い場合

お客様からたまにあるのが「今使ってるサーバーをそのまま使って欲しい」という要望です。
これがくせ者で、どんなものかを聞くと、プロバイダサービスについてくるものだったりします。
多くは、データベースを使うことができなくて、phpバージョンが低すぎる、もしくは使うことができないなど、htmlのみで作るサイトしか使えない場合があります。

わからない場合は、制作会社に任せた方が無難です。
自分で管理しなくてはならない場合は、制作会社におすすめを聞くのがよいでしょう。

また、「安いからこれを使って欲しい」とお客様から提示されるときがあります。
この場合も、データベースを使う場合は有料だったり、一つしか使えなかったり、phpバージョンが低いままだったり、php iniの設定を変えることができないなど、制約があります。
安いには安いなりの制約があるのです。

この場合も、制作会社から「これでは載せられません」と相談があります。
サーバーは任せた方がよいでしょう。

phpが低いままの場合、cmsのバージョンを更新できないことが多く、セキュリティにも問題が出てきます。
制作会社のいうことを聞いて、最適なものをチョイスしてもらいましょう。

わからないサーバーには手を出さない

以前作ってもらったECサイトやウェブサイトが、いわゆる共有サーバではなく、VPSサーバーなど素人ではメンテナンスできないサーバーの場合があります。
通常、保守管理を制作会社側が行うものですが、途中で契約が切れたり、または保守管理の契約をしないままの場合、エラーが発生したときに困り果てることになります。

アクセスが多くなったり、プラグインの負荷がかかったりなどが頻発すると、データベース接続エラーが出ることがあります。
これは、データベースを再起動しなくてはならず、使い方がわからないとお手上げです。

制作会社に任せた場合は保守管理まで依頼する。
自分で選んで運営も自分で行う場合は、わからなくてもメンテナンスサービスが充実しているサーバーを選ぶ。

サーバーにエラーが起きた場合、CMSをいくらいじっても復旧することはありません。
自分でできないのなら、保守管理はプロに任せてください。
予算の関係上自分のところで管理するのなら、プロじゃなくても運営ができるものを選びましょう。

初期費用が安いものはメンテナンスにお金がかかるもの

サーバーを選ぶときに限らず、サイト制作にしてもソフトウェアを購入する場合も、初期費用がかからないものは、保守管理、メンテナンスにかかるものなのです。
安いものは、それなりに制限があり、自分で行う部分が多くあります。

サイト運営は、先々を見据えていかなければなりません。
目先の安さや簡単さももちろん大切な要素ではありますが、運営していく際に何が起こりうるのか、どのように対処をしていくのかを、制作会社やメンテナンス・サービス担当とよく話し合い、最適なものを選択し、よりビジネスに集中できるようにしたいものです。

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