セット品は分解する

中小企業のビジネスを多角から支援することに、命を燃やすnishimotoです。

CROSSMALLをお使いの方に読んで頂きたくて書きます。

CROSSMALLはアパレル管理にも適したSKU管理があり多機能で頼もしいクラウド受発注システム

です。

アパレル管理にも適しているという部分から、外部のシステムとマスタ連携する場合は「商品情報」

「SKU情報」それにセット商品を使用している場合は「セット商品情報」の3つのマスタを連携する

必要があります。

WebかんたんWMSでは「マスタ更新という名の儀式」で書きましたように入荷予定CSVデータに

「商品情報」「SKU情報」に該当するデータがあれば自動的にマスタ登録をする機能があります。

しかし、セット商品はそれができません。

 

なぜならセット商品品番は入荷時ではなく受注データに載ってくることと、その品番がセット商品なの

か構成品なのかがわからないからです。

そこで、株式会社アイルさん(営業担当の方)に相談したところ、構成品の状態でダウンロードできる

方法があることを教えて頂きました。

 

具体的には画像のように、CROSSMALLのCSVダウンロード画面で注文詳細を選択後、設定の注文構成

品にある「構成品商品情報を出力する」と「親商品情報を出力しない」

 

の2つにチェックを入れてダウンロードするだけです。

すると、セット商品の品番については構成品に変換された状態で注文詳細データをダウンロードする

ことができます。

これをそのままWebかんたんWMSへ取り込めば、出荷作業を進めることができます。

本来、WebかんたんWMSで管理している商品単位はセット品ではなく構成品単位です。

最低限の情報としてこの構成品と数量さえわかれば管理を行うことができます。

ただし、これを行うとセット商品の単価情報が消えてしまうため納品書を正しく出力することができま

せん。

あくまでもピッキングリストまで、ですね。

こういった場合は、「納品書はCROSSMALL」、「ピッキングリスト(ロケ入り)はWebかんたん

WMS」とすることで解決することができます。

印刷の順は、WebかんたんWMSのピッキング出力順でCROSSMALLの印刷順と合わせることができま

す。

昨今、納品書を同梱しないという風潮もあるようですのでそうなるとピッキングリストのみで良いと

いうことになりますね。

これまでのことを整理しますと、連携のネックになっていたセット商品マスタを連携せず、商品及び

SKUマスタは入荷予定データに付加してアップロードする

ことによりマスタ自動登録されるため、マスタを全く意識しなくても良くなります。

マスタ更新という名の儀式」でも書きましたが、マスタは必要なものですが、マスタありきになると

登録されない限りシステムは動かないものとなります。

でもマスタを意識しなくても登録されている仕組みがあると業務はもっと楽に、もっと正確に、もっと

効率的になると思います。

 

 

WebかんたんWMSのさらなる進化にご期待ください。

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